有閑市民のすすめ
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攻殻機動隊 「そこにいること」
【感想】
クゼの話(キャンプから消える)の最後が、少し尻切れだったような感じがします。
前半部の利権と言々争いについては、言うまでもありませんが。現実の日本と違うのは、一番割りを食っていると思われる国防族(防衛族)が、意外と有利な立場(利権の中心)に据えられていることでしょうか。
後半部の自衛軍の当時の立場と悲劇、そして部隊活動での彼の行動は理解できましたが、彼が個別の11人に至る過程とつながりが、いまいち謎です。これからではありますが・・・
内庁のゴーダも、いよいよ動くのかーってな感じです。
また、自衛隊に関連して、こんな雑誌を発見
20050715145854.jpg
【ストーリー】
◆イントロ
イシカワが半島から帰国、クゼについての興味深い情報を入手。
一方、日本国内では、“難民による一斉蜂起”の情報が!!

◆難民対策臨時会議(官邸)
難民による一斉蜂起の情報(難民の出島への集結)を議題として「難民対策臨時会議」が行われている。

【公安部の主張】:やるべきことはきちんとやっているので、我々に責任はない
①出島への難民の集結と一斉蜂起とを結びつけるのは時期尚早で、長崎流入は水際で防いでいる。
②他にもやるべき案件があるので忙しい。
(←個別主義者ですか?・・・と海保のつっこみが。「やぶ蛇」でした)。
③自決した個別の11人や個別主義者たちの所在把握は絶対に無理。
④難民問題に関する最大の責任は防衛省にある(→実弾演習の実施)。
⑤日本の治安維持は、今後も警察が執り行なう。
【海上保安庁の主張】:体を張ってがんばっているのに
①長崎流入は自明の理(→2隻の不審船、16艘のボートの出島接岸の阻止)
②公安部は個別主義者たちを野放しにしてきた罪がある。
③海自は我々に非協力的だ。
【防衛省の主張】:鶏卵弁護論争で、管轄外の職務だ
①管轄権について揉め事を起こしているのは、(公安の)警護部だ。
②難民問題に関する権限は公安にあるので、防衛省は一切関知したくない。
・・・いう具合に会議は一向に進展しない。そして、眼鏡がさがってくるのを直したり、
そして、総理(幻滅して)は、一旦休憩、執務室へ。

※机を指で小刻みに叩くといった他の参加者の姿など、ツクリの細かさに感心します。

◆ハブ電脳の出現について:執務室には課長と少佐が控えている。
総理のぼやきが入る。
→書類を机に投げ出し、組織の方向付けの困難さと自分の無力さを痛感
「皆が自身の利権に終始していては本質を見失う。今は難民問題に協力して臨まなければならない時期だというのに」、「私の責任でもありますが」
課長:
「各国の軍部や諜報機関が弱体化している最大の理由は、組織のトップに立つ人間が利権争いの道具として利用し始めた時から緩やかな死が始まる」
総理:
「海上保安庁には、損な役回りをさせてしまって、申し訳ないと思っている」
課長:
「ウチとていつそういった災いに見舞われるとも限りませんが」
(←内庁のゴーダにけっこうやられていると思います)

そして、総理は、難民の動きについて具体的な情報が得られたかを課長に問う。
課長:「総理はハブ電脳というのをご存知ですか?」
少佐が有線で解説(→「壁に耳あり」ですから)。
《解説内容》
①ハブ電脳の出現(次回以降への伏線?)
ネットワークには、元来、“ハブ”=中枢という概念は存在しないものだったが、昨今、ネットワーク上で、孤立した意志にあるホストが方向性を定義づけ、自らの電脳に招き入れることで、ある種の共同体を築くといった現象が見られるようになった。今までは、それが小さな宗教集団やカリスマアーティストを中心にしたコミューンといた程度だった。
②難民の中にハブ電脳が出現した可能性
難民の中に彼らを懐柔し滞留させておけるだけの能力をもった存在が出現。それが長崎流入の原因だと考えられる。
③1人の“指導者”的存在か?
常識的には、一人とは考えにくい。1人の電脳に300万もの意志を同時に共感させるだけの能力があるとは思えないが、“指導者”のような存在ではある。

そして、総理は、引き続き警戒を指示する。
なんと、総理のうなじが露に・・・。プラグを拭くという何気ない行為もツクリが細かい。

◆新たなアクションへ向けて
総理は、難民問題や安保に対する自らの政治的信条(理念)を述べる。
①難民問題特別措置法の廃案→難民利権の押さえ込み、税制問題の解決
・課長曰く、政敵にうまく利用されただけのこと。
②癒着・汚職の調査依頼
・日米安保に関連して、国防族議員の中に旧大日本技研と癒着している者がいる。
(←ある外務省筋からの情報)
・総理は今回の安保締結で日本の発言権の強化を図るつもり。
「世界で唯一、放射能除去技術を有する我が国が、核の抑止力に任せてきた米帝と対等、あるいはそれ以上の立場になることに意味があると考えています。それが叶わぬ場合は、今回の安保は延期してもかまわないと考えている」
→一部の議員や企業はそういった理念などお構いなしにすすめようとしている。

課長は、茅葺総理が好みのタイプ!?
少佐の問いに、否定せずあっさりと答えちゃいました。「課長には負けるわ」

執務室を出る総理、ぬっとでてきた官房長官に引いてました。
官房長官:「待ちくたびれたよ。茅葺総理」

◆帰りの車内:ゴーダの上司は、かなりすごいヤツ!?
茅葺総理の言っていた国防族議員=高倉官房長官
高倉官房長官とは・・・
①親米にして新保守で、未だ米帝盲信主義を捨てきれない軍産複合の最古参(→日本流のネオコンってとこでしょうか)
→大戦終結後、一度は商品価値のなくなった放射能除去技術を米帝と組むことで、他国への新たな抑止力として、その商品価値を上げることで贈収賄は成立し、いたずらに軍備を拡張しなくても保守派の面子も保てるという寸法
→茅葺総理の唱える自立・協調路線とは大きく乖離
②内庁のトップ
そして、部下のゴーダには、旧大日本技研(現在のポセイドン・インダストリアル)で日本の奇跡をプロデュースした経歴。

◆イシカワの報告会
トグサ、部屋に行く前の後輩を怒鳴っていました。でも、いいかげんな彼ら(後輩)を雇ったのは誰?ですけど。
バトーとイシカワ、昔話に花が咲くって感じでした。
しかも、バトー、ウォーミングアップ(?)って、通販で出てくるヤツをやってました。

4回目の大戦を経て、各国が疲弊しきっていた2024年の話です。そしてようやく、クゼの話です。
→4回も戦争をやっていたのかよ。日本は、地図に仙台、東京、新潟がなかった。

【自衛軍海外派遣の発端】
米帝(きちんと、「IMPERIAL AMERICANA」となっていました)が大戦終結を期に、内戦の続く半島に国連軍派兵の呼びかける
→自衛軍派遣(PKF)の直接のきっかけ
しかし、これには米帝の裏の思惑があった。
→再び世界の覇権を取り戻そうとした米帝が、北半島に眠るウラン鉱脈の採掘権を統一政府に取り付けるための材料に使われたのが真相
そして日本政府は
→そうした思惑が透けて見えていたにもかかわらず、戦争特需に沸いていて、国連にNOと言えなかった。
自衛軍は
→2つの大戦を経ても、根室での奪還戦以外には、実戦を経験しておらず、この海外派遣は初の試練となった。
自衛軍派遣に対する日本政府の姿勢
→報道統制による世論の統制(→報道統制の裏で暗躍したのが、現在の内庁の前身である“内閣報道庁”)と、比較的安全とされたシンギ州に派遣先を決定

トグサの言っていた、「いつしか無関心になっていった」には、通じるものがありますね。

【PKFの実情とクゼ】
《シンギ州とその周辺》
・当時のシンギ州は、特別行政区で、貿易の拠点
→攻撃の対象外
・統一政府樹立後、敗走した人民軍の残党が最後の戦地に選んだのは、シンギ州から東へ20キロほど離れた国境を越えた農村地帯(標高はせいぜい800mの峠)
→ゲリラ戦にはうってつけの場所
《自衛軍の行動》
・クゼの配属部隊は、本隊の中でも最後に現地入りした機動部隊
・機動部隊到着早々、ゲリラ討伐隊として二個中隊が出陣することになる
・義体化歩兵部隊は極寒の山間部へと移動を開始
→PKF仕様のハイブリッド義体には、マイナス20度の雪中行軍も楽勝
・その後、本隊は、人民軍の最後の精鋭部隊によるシンギ州攻略の情報により警戒を強化
・クゼの部隊は、北から回りこんで先制攻撃を仕掛ける手はずになっていた。
《想定外の展開》
・先行していたクゼの一個小隊が国境を流れる川沿いに難民キャンプを発見。
・そこでは山賊と化した人民軍による略奪行為の最中だった。
→グゼたちは義憤に駆られ戦闘開始(120対30)
クゼの部隊:義体化された精鋭部隊(120)
人民軍:生身の人間、やせ細った連中(30)
→雌雄はあっという間についた。
・その後、何度か人民軍の情報は入ってくるものの、実際の戦闘はこの1回限り。
《その後の変化:軍隊の崩壊》
・本隊:さほど張り詰めた状態ではない(極度の寒さとゲリラの影の緊張はあったが)。
・農村部の小隊:PTSD(心的外傷後ストレス障害)
→初めての戦闘で、しかも一方的に相手を殺戮してしまった体験が、若い兵士たちの精神を徐々に蝕み始める。
→フラッシュバックしてくる悪夢から逃れようと、難民が持ち込んだ合成アルコールやアシヒに手を染める。
→規律正しかった自衛軍が徐々に身持ちを崩し始める。
・日本のマスコミ:心ない言葉を浴びせ始める。
→難民キャンプでの殺戮の事実(自衛軍→人民軍)は報道規制され、一切秘匿されていたが、その分自衛軍の態度は痛烈に批判された。
→兵士の醜態を報道させまいと規制がかかり、彼らの自由は制限され、帰国も許可されない事態に発展
→国境沿いの難民キャンプの殺戮が、一部のマスコミに漏れ、日本の自衛軍によるものではないか(自衛軍→難民)とのデマまで発生
→農村住民は事情を説明しろと激しく糾弾。
→厳しい報道統制下にさらされていた兵士・上官は、自分たちの弁護もできないまま、黙ってテント内に身を潜めているよりほかなかった。
※情報の非対称性と心理的憶測・誤解による悲劇でした。
《転機》
そんなことが続いたある日、現地の報道陣が兵士の一人(兵舎の隅で吸引中)に嫌味を言った。
「お前、“アサシン”という言葉を知っているか。そいつはアラビア語で“アシヒを食らう者”の意味だ。11世紀、エルサレムを奪還した十字軍を殺したイスラムの刺客たちは、アシヒを吸い、夢見心地で暗殺を決行した。それを見た十字軍は、彼らを“アサシン”と呼んで恐れたそうだ。お前らもそいつで楽園にでも見えたのか。人の国に乗り込んできて、いつまでもお客気分でいるつもりか。この人殺しが」
兵舎を守衛していたクゼは、「確かにお客気分かもしれない」と、その記者に自分の小銃と彼のカメラを交換、難民キャンプへ入っていった。
《難民キャンプでのクゼの行動》:真意は不明
・特に何もしなかった(ファインダー越しに難民を眺めたり、折り紙を折ったり、写真をとったりしていただけ)。
→老人たちは酒を勧め、子供は紙飛行機を折るようせがむ。次々とクゼの元に近づいてきて、翌日には女や大の大人まで何かを話しかけてくる。
・クゼのこの行動は、人民軍が投降し、自衛軍の任が解かれた3ヶ月後まで続き、マスコミは、それ以後虐殺の話をしなくなった。
→自衛軍が帰国する前日、クゼはキャンプから忽然と姿を消した。足取りは不明(国境を西に向かった?という情報も)。
→イシカワの調査の途中、台湾の難民街から戻った男からクゼと会った(髪は白くなっていたが)という証言を得た。その証拠は、彼の周りでは、絶えず楽しそうに人がたむろしていたからだそうだ(←これって証拠になるの!?ですが)。

◆内庁
内庁は、クゼの居場所を特定した模様(最後のシーンでクゼが映っていました)。
「代表、ハブ電脳のフィルタリングアレイに、てこずりましたが、ようやく難民の電脳に逆送できました。やはり出島のようです。NSAに確認を依頼しているところですので、じきに映像での確認ができるかと」

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 13
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 13

〔自衛隊関連〕
自衛隊の情報を深く知ることができます。記念号になっていて、歴史的な流れも把握できます。
防衛白書〈平成15年版〉―日本の防衛
防衛白書〈平成15年版〉―日本の防衛

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茅葺総理と高倉官房長官という政府内での対立の構図と、クゼがハブ電脳という能力を持っていることが判明しました。ゴーダや9課の立ち位置など 2nd GIGの構造の整理ができ、今後見ていく上で参考になった回でした。● 政府内の対立茅葺総理 - 自立・協調路線世界で唯一放射能
2005/07/14(木) 01:51:14 | 蛙・鳴・蝉・噪
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 08【そこにいること:ANOTHER CHANCE】~難民のテロ誘発・日米安保・核…この3つが繋がりつつ~●日本政府内状況日本各地の難民居住区から、難民が長崎の出島に集結しつつあり、難民の一斉蜂起の可能性が出てきていた。この事態に
2005/07/14(木) 09:17:01 | Cosi Cosi
#15 そこにいること ANOTHER CHANCE 【story】  2024年。国際圧力に屈した日本は、内戦の続く半島へ派遣されていた国連軍に自衛軍を参加させる。日本の自衛軍に従軍していたクゼは、比較的安全とされる新義州へ派遣された。そんな折、クゼのいる義体化部隊は、山賊が村.
2005/07/15(金) 00:38:41 | アニヲタ西中★萌える部
Ĺν??Τ?????????ä???İ?????ä????¤ä??Ф褦?Υ?å???ġĤ??Ω??????Ĥ?¸???ġġ£??????ä???Σ??????αšĴ?Ф??????Υ???Ĵ??Σ??Ĥ??β?Ĥ??μ?ΰ???????Ū???????Ť???ä????Ф?ġУ??Ĥä?Ĥ???Ф????????褦?????ΤäġĤ?????
2005/07/15(金) 02:22:19 | テラニム日記
「 確かに お客気分 だったかもしれんな 」「難民一斉蜂起」の噂が広がる中、閣議では各省庁トップが己の主張や他者への責任転嫁を繰り返すばかりで、一向に建設的な意見は出てこない。一方、クゼの手がかりを追って半島へ出かけていたイシカワは、自衛軍時代のクゼの貴
2005/07/19(火) 18:50:17 | 読観日記+遊

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