有閑市民のすすめ
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【視聴記】トップランナー「福井晴敏・ヒット作の裏側を語る」
今週5月17日のNHK「トップランナー」は、「終戦のローレライ」、「戦国自衛隊1549」、「亡国のイージス」で話題の、今年当たり年のご存知、福井晴敏氏(小説家)でした。

常にサプライズを追求し、市場を読み対応しようというこれまでにない斬新な型破りさが、受け入れられている秘訣と思いました。7月30日公開の「亡国のイージス」も期待できそうです。今から楽しみ。

本人は、決して狙ったわけではなく、「3本立て続けでやりすぎぎみ」、「玉突き事故」と言っていましたが・・・・
そして、短く書こうと思うのだが、ついつい長く、ぶ厚い本に仕上がってしまうとのことです。

関連サイト:
「福井晴敏オフィシャルサイト」
「NHKトップランナー」
関連映画サイト:
「終戦のローレライ」
「戦国自衛隊1549」
「亡国のイージス」

番組内容は以下に記載。
◆専門用語満載!
彼の命題として、日本でどうやったらスペクタクルアクションができるかというのがあるそうです。
ダイハードの例を交えて説明していました。アメリカものを純粋にコンバートしても、無理という経緯があったそうです。それは、本人の調査によれば、自衛隊がバリバリ出動するようなことは無理ということでした。また、おそらく日本におけるストーリー展開として現実的ではないのでしょう。
そして、軍事ものを扱うのは、物語の道具だてとして取り上げているとのことです。
→「出動できないなら、出動できない話のスペクタクルにしよう」=「亡国のイージス」

◆現実が追いついた
自衛隊とか、終戦とか密度の濃い、重いテーマですが・・・
5年の激動→身に迫る緊迫感→「あなたならどうする」ってな感じになっちゃった。
→意識的ではなかったとのこと。

◆3本“玉突き”公開
これも、意識的ではなく、後ろから追い上げてきて、前のものが遅くなって、3台玉突きとのことでした。
また、自衛隊の協力とか、俳優のスケジュールとかが、うまくいって、時の運や時代性との縁の深さを語っていました。

◆“設定”は映画のために
→本人曰く、巻き込まれるって感じだそうです。
企画の段階から深く関わり、特に深く関わった「終戦のローレライ」を例に語りました。
たまたま、ガメラを見ていて、樋口真嗣監督に映画を撮ってもらったらいいなと思っていたら。本人から依頼が・・・ビックリだったそうです(もちろん、監督との面識はまったくなし)。
会ったその日に、夜呑みに行って、意気投合し、ほとんどの設定内容はそこで決まったとか。今まで見た好きな日本映画ベスト3が、監督とすべて一致していたほど、「うまがあった」そうです。ちなみにベスト3は、「日本沈没」、「新幹線大爆破」、「太陽を盗んだ男」です。
そして、設定に関しては、「亡国のイージス」は、枠が大きすぎて映画にしずらく、自衛隊の協力はないと考え、映画としてのスケールを小ぶりにすることに。
→“潜水艦”=水上艦艇よりも規模が小さくていい(お金がかからない)、オープンセットのように天候に左右されない。
加えて、現在の政治状況などに配慮
→過去に題材を求める
プラスα、必ず女性を一人出す。
→女性客層が主体の映画において、女性が出てこないと、入り口がない。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
「ローレライ」映画化スケジュール
2000年7月    監督、プロデューサーから依頼がある
2000年8月上旬  企画メモ完成(A4用紙3枚、8月8日)
8月下旬 プロット作成開始
          (~2000年10月完成)
2000年10月   脚本作成開始
          (~2004年1月完成)
         小説執筆開始
          (~2002年12月完成)
         →並行してスタート
2003年3月   第24回吉川英治文学
新人賞受賞
第21回日本冒険小説協会大賞
               日本軍大賞受賞
2004年3月   クランクイン
2005年3月   映画公開
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

◆脚本“第50稿”!
当時の書きまくった様子を熱く語っていました。“当たり”と書かれた的になかなか当たらなかったそうです。

◆小説“できちゃった”出版
最初は、映画の公開と原作本の販売は、業界予定の同時予定。
小説が先に上がってしまって、先行して発売する予定に。だだ、これが結果的には良かったとのことでした。
→賞をもらって、映画化に弾みがついたそうです。さらに、映画公開と同時に文庫版が出せて、セールス面で良かったそうです。

◆作家から営業マンへ
作戦的なものは良く考える方なのか・・・
執筆中の福井氏は、自分自身でもコントロール不能で、「亡国のイージス」よりも抑えた話だったのが、倍になってしまったとのことです。
だからこそ、出来上がったものをどう売っていくかを考えるそうです。
作り終わったら、満足、終わりってな考えにはならないそうです。
例えば、パッケージや装丁など。もちろん、小説市場初のおもちゃ付き文庫セットや、「亡国のイージス」のおもちゃのおまけに小説を付ける試みの話も出てきました。
→「俺たち、だんだん何かを見失っているんじゃないかな」(笑)

◆ヒストリー
福井氏は、1968年11月15日、東京墨田区生まれで、映画好きの少年時代を過ごし、「文字」読まない少年時代だったそうです。
もっぱら漫画っ子で、少年ジャンプとかをよく見ていたそうです。教科書に出てくるようなものは、何が面白いのか分からず、それ以後、名作恐怖症だったそうです。

◆原点は“妄想映画”
どうして、小説を書くようになったのか・・・
少年時代に、自分オリジナルの映画のあらすじをノートの端っこに、暇つぶしに書いていたのが始まり。
ジャンルは、当時から“バクハツ”ものが多かったとのことで、いかに大掛かりなことをやってやろうという超大作志向だったそうです。

◆“妄想”復活
大人になったら、全然やらなくなったが、警備会社に入社して、待っている時間が非常に暇で、「なにかやらないと、マズイ」と思って、またまた、オリジナルの話を書くようになったそうです。
これには、いいことがあって、ボールペンと紙さえあれば何もいらないのと、お金がかからない遊びだったそうです。それでも、最初のものが、原稿用紙5000枚ってすごいです。
さらに、楽しく、調子にのって、本物の小説らしくするために、本を買い込み、資料を調べたりしたおかげで、小説らしいしっかりした内容になっていき、ワープロで打ち出すことで、本当に小説らしくなったことが、楽しくてしょうがなかったと語っていました。それだけに飽き足らず、職場の人間に見せて、褒められて、さらに書く楽しみへとつながっていったそうです。
→本当に、コントロール利きませんね。

◆もう逃げられない
福井氏は、自作を世に問うために、1997年の第43回江戸川乱歩賞に、「川の深さは」で応募。
→最終選考に残るも、惜しくも落選。
しかし、選考委員の一人、大沢在昌氏が「選評」で高い評価を与え、再挑戦を求める異例のメッセージを送ったそうです。
そして、翌年の江戸川乱歩賞に、「トゥエルブY.O」で見事受賞を果たし、作家人生が始まったそうです。
大沢氏の挑戦状のおかげで、いきなり目の前に壁が競りあがってきたと感じたそうです。
「背を向けると一生負け犬」、「言い訳しながら生きていくはめに」という気分になったそうです。

◆“掟破り”の次回作
そこで、福井氏が取った作戦とは、締め切りまで半年なかったので、1からは無理。
前回の選考委員と来年の選考委員は、全員顔ぶれが一緒。
→前作を伏線に。新人のくせに早くもシリーズ化という賭けを。
※応募する人は、絶対にやっちゃダメと念を押していました。

◆試された“覚悟”
「トゥエルブY.O」を書いている時の気持ちを語ってくれました。
一方で仕事をしながら、これまで楽しみで書いていたことが、仕事になってしまって、しかも、報酬が得られるわけでもなく、単に義務感だけで書くという、苦しみがあったそうです。だた、その時にプロとしてやっていくのかを試され、書き上げたことで、自動的にすり抜けた気分になったそうです。そして、その経験があったからこそ、今のきついスケジュールも十分にこなしていけるとのことでした。

◆福井氏の好きなもの
ドラマを作るうえで、一番影響を受けたのは、アニメーション作家の富野由悠季氏。
→ガンダム世代ですね。
受賞した「トゥエルブY.O」の献本や、∀ガンダムのノベライズ「月に繭 地には果実」の依頼や、結婚式の仲人までの公私を含めた付き合いにまで。
→もちろん、富野節のダメ出し付きだったそうですが。

◆福井晴敏のこれから
小説家の枠を超えて活躍する福井氏、これからの舞台、これからはどういう形で活動したい・・・
→どう市場に受け入れられるかと試行錯誤している流動的な感じ。
世の中が活性化する、エンターテイメントの世界が活性化するという使命感は?
→面白い大作映画を見たいし、やれることは何でもやりましょうという感じで実践していく。

◆ニュータイプの作家として
やれることは、小説を書くことが基本だが、小説だけで生きていくのは厳しい時代なので、自分の役割を認識しつつも、架け橋としてうまくやっていければと考えている。
→本を読む人口は減っているし、小説=高級なものというスタンスでは、お客が付いてこないし、今の時代、市場に対して小説が、うまくリンクできない状態になっている。なんとなくお互いがうまくやっていくというやり方は通用しない。いろんなものが、くっついたり、離れたりする過渡期で、自分の世代から架け橋を作っていかないといけない。
福井氏の役割:
①小説家としての小説の開発と配給
→市場を読むことに長けている映画会社に対して挑戦的な企画。
②出版社と映画会社に対しての架け橋。
→スタッフ同士の交流とお互いのノウハウ(企画の進め方など)の融合といった異業種同士の架け橋

◆生業としての小説
福井氏にとっての小説って何?
=第1に、飯のタネ
第2には、“生業”
世の中の人に望まれて、自分のできることは、小説を書くことであり、それが大事。
まさに、生業で、生きている限り、やんなきゃいけない業のようなもの。
そして、自分で感じることの中で、制約の一番少ない状態で、いろんなことを提案できることも含めての生業と感じている。

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