有閑市民のすすめ
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NHK プレミアム10 「サイボーグの衝撃」
現実は、フィクションを越えたのか!! 現実世界も凄いことになってました。
半分は、押井監督との対談でした。
表現できる(考えることができる)ことは実現できるとは言いますが、まさに想像以上でした。
番組の最初は、様々な体のパーツに置き換えられている義手・義眼などの例、ロボット製作の歴史などが紹介されていました。単なる形としての義手や義眼ではなく、神経に機械をつなぎキチンと機能させようとしてました。余談ですが、養老先生の「人間のような精巧な機械は作れない」という言葉がふとよぎりました(汗)。
義体や記憶の外部化など攻殻お決まりの専門用語との対比がGOOD! また、監督の発想に予言者的な特別なとらえ方?をされていたが、監督本人はいたって普通に対談していた(そうなることを想像できるものだという)姿も好印象でした。ちなみに、番組に登場したのは、「GHOST IN THE SHELL」と「イノセンス」。
中でも非常に凄かったのが、脳コンピュータインターフェイス(Brain Machine Interface)、攻殻的にはいわゆる電脳通信。とうとうここまで来ているのかぁでした。
攻殻の世界ではもちろん首元のプラグにピンを差し込むタイプでしたが、日本の研究者はヘッドギア型のインターフェイスを研究。5年以内の開発を進めているとのこと。不侵襲(手術を要さない)なので、人体へ負担をかけなくて済む。ちなみに、プラグを差し込む被験者の方もいましたが、立花氏自身も遠隔通信を実体験。“言葉にならない感覚”をレポートしてました。
攻殻で出てくるような声を使わず直接脳で聞く会話や情報の送受信(番組ではテレパシー?)もありうるとのこと。
また、道具の二面性としての陰(負)の部分として、まず危惧されたのが軍事利用の危険性。既に公開済みの米軍のロボット兵器(TARON;フォスターミラー社製)や高負荷・長距離の行軍を補助するパワースーツ(UCバークレー社製)、無人偵察機のX-45(ボーイング社製)、ロボラットなども登場。特にロボラットは偵察だけでなく爆弾を背負わせればそのまま兵器になります。また、ロボラットの実験は猿でも実用化を試されているとか。それだけではなく、現在、アメリカが21世紀の覇権をかけて巨額の資金を投じているのは、脳コンピュータインターフェイス(Brain Machine Interface)と、これにネットワークを組み合わせた研究で、DARPA(ダーパ;米国防総省の国防高等研究計画庁)を中心に行われている。また、米海軍研究局では、後方の兵士が現場の兵器を操作することを研究している。まさにゲーム機感覚。次に挙げられたのは、情報操作≒ゴーストハック。GHOST IN THE SHELLでニセの記憶を植えつけられ犯罪の片棒を担ぐ羽目になってしまった清掃作業員の男が引き合いに出されていた。さらに人間の記憶を司る海馬をもネズミの海馬から作られた海馬チップ(人工海馬)。ネズミの背中に人工的に作られた人間の耳をつけた以上の衝撃でした。
また、社会が決める倫理や人間の価値観への影響、個人情報を社会に委託する可能性も示唆。無論、個人情報保護法など出る幕ではないと思いましたね。というのは、様々に起こっているこの法律の問題点や人間は一人では生きていけないという社会性をみれば言うまでもないことですね。監督曰く、「もはや人間はサイボーグだ」と。
オランダのナイトクラブでICチップを埋め込んでいたのにも驚きました。プチ整形感覚ですね。
人間の心や意識の問題では、心理学者の河合隼雄氏が登場。アメリカの神経倫理研究でも問題となっているそうです。人間の存在の拡大と主観としての脳の不可視を指摘していました。前者については、暴走する異常者(勘違い野郎)の出現ってやつですね。ここでは、インテグレーション(人格の統合)を破壊しないことが課題となるとのことです。また、ゲーム感覚的な軍事利用の危うさ(簡単さや人間の感性を必要としない危険性)も指摘していました。そして、このままでは、人間は進化できなくなるのでは?と(初期のロボット開発やFA化が盛んに行われていた頃にも聞いたような話ではありますが)。サイボーグ時代の幸福としての進化・進歩と主観世界の幸福が挙げられていました。現代の日本社会にも当てはまることですが、豊かで便利になったが幸福になったのか? 幸福を忘れた進歩ということです。
立花氏の総評(「ヒトはどこへいくのか」)では、機械文明は、昔は人間の外にあったが、今は人間の内に一体化されてきていると。そして、機械の性質としては巨大なものから小さくてインテリジェンス、緻密なものへと変化している。つまり、人間+機械ではなく、人間と機械のマンマシンハイブリッド系(人間と機械の融合系)であって、人間は機械パーツの集合ではないと指摘していました。これは、監督の義体の説明での人体からのアプローチに通ずるものがあります。そして、人間の精神の問題については、河合先生の言の通り、利用することによって得たものが幸福かどうか、人間の存在としてのインテグレーションを破壊しないかどうかという危ういところに我々はいるとまとめていました。

参考:
SCI(サイ)」(東京大学立花隆ゼミによる科学情報総合サイト)
2足歩行ロボット 人間乗せ凹凸な場所も 早大教授ら開発」(Yahoo!ニュース)
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BSマンガ夜話
5月4日(木)のNHKの 「BSマンガ夜話」(BS2、23:00~)でイノセンス登場です!!
公式HP⇒
http://www.nhk.or.jp/manga/
2006/05/02
(火) 00:23:32 | | 有閑人 #-[ 編集]
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